ECS環境の準備

ここでは、ALB、ECS(Fargate)クラスターをセットアップをしていきます。

これまで作成経験があり、今回のハンズオンではスキップしたい方はここからダウンロードしたCloudFormationテンプレートを利用してください。このCloudFormationテンプレートでCloud9開発環境も作成されるので、作成完了後の続きは「マイクロサービスのデプロイ」からとなります。

ALBのセットアップ

ALB用のセキュリティグループの作成

  1. まず、ALB用のセキュリティグループを作成します。「サービス」から「VPC」を選択し、左のメニューから「セキュリティグループ」、「セキュリティグループの作成」の順に選択します。

  2. セキュリティグループ名に{ユーザ名}-handson-alb-sgと入力します。説明欄にも同様に{ユーザ名}-handson-alb-sgと入力します。

  3. VPCは「VPCの作成」で作成したものを選択し「作成」を選択します。セキュリティグループが作成されたことを確認し、「閉じる」を選択します。

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  4. ALB用に作成したセキュリティグループを選択し、下部の「インバウンドのルール」から「ルールの編集」を選択します。

  5. 「ルールの編集」を選択し、「HTTP」と「カスタムTCPルール(9000)」を「任意の場所(0.0.0.0/0)」に開放し、「ルールの保存」を選択します。

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ALBの作成

  1. 次に、ALBを作成します。「サービス」から「EC2」を選択し、左のメニューから「ロードバランサー」を選択します。

  2. ロードバランサーの作成」を選択し「Application Load Balancer」の「作成」を選択します。

  3. 「手順1:ロードバランサーの設定」では、以下のように設定し、次に進みます。

    • 名前:{ユーザ名}-ecs-alb

    • スキーム:インターネット向け

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    • アベイラビリティーゾーン:

      • VPC:VPCの作成で作成したVPC

      • アベイラビリティーゾーン:すべてのアベイラビリティーゾーンにチェック

      • サブネット:VPC作成時に作成したパブリックサブネット3つ

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  4. 「手順2:セキュリティ設定の構成」はそのままで次に進みます。

  5. 手順3:セキュリティグループの設定」では、「既存のセキュリティグループを選択する」を選択し、「default」と先ほど作成したALB用のセキュリティグループを選択してください。

    • 「default」セキュリティグループを選択するのを忘れないようにしてください!

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  6. 「手順4:ルーティングの設定」では、「名前」に適当な名前を入力して、次に進みます。

    • ここで設定したターゲットグループは、後ほど削除します。
  7. 「手順5:ターゲットの登録」では何もせず、次に進みます。

  8. 「手順6:確認」で設定を確認し「作成」を選択します。ロードバランサーが正常に作成されたことを確認して、「閉じる」を選択してください。

  9. 下部の「説明」から「DNS名」をメモしておきます。これはアプリケーションのエンドポイントとなります。

リスナーとターゲットグループの削除

  1. ALBからリスナーを削除します。左のメニューから「ロードバランサー」を選択し、先ほど作成したALBを選択します。下部「リスナー」から「HTTP:80」をチェック、「削除」を選択し、削除します。

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  2. ALBからターゲットグループを削除します。左のメニューから「ターゲットグループ」を選択し、先ほど作成したターゲットグループを選択します。「アクション」から「削除」を選択し、削除します。

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Fargateクラスターの作成と確認

  1. そして、Fargateクラスターを作成します。「サービス」から「ECS」を選択し、左メニュー「Amazon ECS」から「クラスター」、「クラスターの作成」を順に選択します。

  2. 「クラスターテンプレートの選択」で「AWS Fargateを利用」を選択し、次のステップに進みます。

  3. 「クラスター名」に{ユーザー名}-fargate-clusterを入力し、「Container Insightsを有効にする」にチェックが入っていることを確認して、「作成」を選択します。

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  4. クラスターの表示」を選択し、クラスターが作成されていることを確認します。

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